清さに本『巡り巡って、花明かり。』の審神者の設定
作中では「審神者」「彼女」とのみ表記され、刀剣男士から「主」と呼ばれる少女。
本名は花明(かのか)です。桜に関する熟語、花明かりから取って花明。春生まれの12歳。
白髪に灰色がかった薄青色の瞳のアルビノです。故に学校で嫌な思いをし、両親からもあまり良い扱いは受けておらず、孤独な毎日を過ごしていました。そんな彼女の味方は少し歳の離れた兄のみ。兄は肌が弱く外に出るのが怖い彼女に様々なものをプレゼントしていました。花にどんぐりに貝殻、頭のリボンも兄からの贈り物です。
そんな兄はある時審神者としての素質を見出され、家を出ていきます。兄が世界の全てだった彼女は、『捨てられたのかも』『愛されていなかったのかも』という気持ちに苛まれます。
やがて、彼女もまた審神者の素質を時の政府に見出されます。審神者として選ばれた理由は、優秀な審神者となった兄が殉職したからでした。血の繋がりがある彼女なら、兄と同じく立派な審神者になると予想されたのでしょう。
彼女を内心疎ましく思っていた彼女の親は、彼女を時の政府に差し出してしまいます。彼女はまた『捨てられたのかも』『愛されていなかったのかも』と思ってしまいます。けれど、兄のことだけは信じていました。なので、兄の死を知らぬまま、兄がいつか迎えに来てくれる、助けに来てくれると信じていました。
はじまりの一振りは加州清光。
彼を選んだ理由は、五振りの中で彼だけが人の姿に見えていたからです。赤い糸のようなものです。加州清光に導かれ、優しい審神者へとなっていきます。
真面目な性格。与えられた任務を着実にこなしていきます。けして無理をさせない、ともすれば臆病な作戦を取りますが、幸い彼女の元に集う刀剣男士たちは穏やかな気性の個体が多く、文句はあまり言われません。
普段は緋袴の巫女装束ですが、お出かけの時は他の服を着ることも。外に出ることが怖かった彼女ですが、刀剣男士たちに手を引かれ、世界を見るようになります。
はじまりの一振りであり、ずっと寄り添ってくれた加州清光に徐々に惹かれていきますが、それは作中で語らせるつもりです。くっつけー！
私は本を出しましょう。書きましょう。頑張ります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22694897
第一話を丸ごと載せております。先行きが不安な始まりですが、ハッピーばかりな展開にするつもりです。
